[Talend]tFileExistを利用してファイルの存在チェックをする
はじめに
こんにちは。DI部の大高です。
今回はTalendのコンポーネント「tFileExist」によるファイルの存在チェックを紹介したいと思います。
前提条件
Talendのバージョンは「Talend Open Studio for Big Data」の「Version 7.1.1」で検証しています。
tFileExistについて
「tFileExist」を利用するとファイルの存在チェックをすることができます。
「tFileExist」コンポーネントのTalend Helpページはこちらです。
では、具体的に以下で解説していきます。
ジョブの説明
「tFileExist」でファイルの存在チェックを行った後に「tJava」でチェック結果を標準出力に表示します。
「tFileExist」コンポーネントの設定
「tFileExist」コンポーネントの設定として存在チェックをするファイルパスを「ファイル名」で指定できます。
今回は存在しないファイルを指定してみました。
なお、想定されている利用方法ではないと思われますが、ディレクトリの存在チェックも可能なようです。試したところ、パスの最後に「/」(スラッシュ)があっても無くても、パスがディレクトリパスであれば、ファイルと同様にチェックされました。
「tJava」コンポーネントの設定
「tJava」コンポーネントでは、存在チェック結果として「tFileExist.EXISTS」を以下のコードで表示しています。(trueの場合が、存在する)
System.out.println("IsExists: " + ((Boolean)globalMap.get("tFileExist_1_EXISTS")));
なお、入力する際にはコンポーネントのラベルを途中まで入力してからCtrl+Spaceで入力候補が出てくるので、「tFileExist.EXISTS」を選択すると自動で「((Boolean)globalMap.get("tFileExist_1_EXISTS"))」が補完入力されます。
実行結果
設定は以上です。実際にこのジョブを実行すると以下のように出力されます。
[statistics] connecting to socket on port 3579 [statistics] connected IsExists: false [statistics] disconnected
ファイルが存在しないことが確認できました!
まとめ
以上、「tFileExist」コンポーネントの紹介でした。
「tFileExist」コンポーネントはファイル読み込みなどを行う処理の事前処理として、存在チェックに活用できるコンポーネントだと思います。
それでは。